- 2008-03-21 (金) 16:53
- ネット・PC・モノ
デジカメの話。しかもかなりニッチな商品、オリンパスのCAMEDIA SP-560UZの話。デジカメというと、薄くて軽くて持ち運びやすいタイプか、画像にこだわって一眼レフかのどちらかを利用することが多いと思う。OLYMPUSのSP-500シリーズは、そのちょうど中間を狙ったカメラ。できるだけ1台で何でもやっちゃいたいぞという人とか、一眼を持ち歩くのは億劫になってきたぞという人向け。

コンパクトなデジカメと比較するとお世辞にも小さいとはいえず、ポケットにちょいと突っ込んで撮影に向かうなんてことはまずできない。どちらかというと一眼寄りのサイズを持っているのだけれど、逆に一眼と比較するとかなり軽くて持ち運びやすい。これで光学18倍ズーム搭載、マクロ側は1cmまで寄れて広角27mm。手振れ補正もなかなかなんですぜ。
ズームやオートフォーカスの速度はそれほど機敏なわけではないので、動く被写体を追いかけてシャッターチャンスを逃さない!って使い方にはあまり向いてない、と思う。1秒前まで遡って画像を保存するプリキャプチャーなど、機能はいろいろあるからそれを使いこなす腕次第だけど。じっくりのんびり風景を撮影し、あわよくば遠くの木にとまった野鳥でも撮ってみるか。とかそんな使い方のほうが合う。熟年の人が、なるべく荷物を軽くしつつ出かけた先で撮影を楽しむのなんかにもよさそう。首から提げていても重くないのに、ここぞというところでしっかりマクロもズームも使えるのは頼り甲斐がある。近くでも遠くでも、撮りたいものが撮れるというのはカメラの基本なんだなと思わされる。

最大までズームにすると、ずずいずずいと細く長く伸び~る伸び~る。先にいくほど細くなって、なんだか異様な威容。慣れるまでちょっと笑ってしまう。人前で伸ばすのも、初めは少々躊躇してしまった。
同じような企画の商品は、PanasonicとFUJIFILMからも出ている。現時点では LUMIXのFZ-18と、FINEPIXのS8100fdがそれ。性能は似たり寄ったりだから、この3機種は好みで選んでもそれほど問題はないと思う。一番軽いのはFZ-18で、本体重量360g。iA搭載で使い勝手良さそうだし私も最初はこれを買おうと思ってたんだけど、店頭でデモ機を触って断念。ズームやフォーカスのスピードなんかは、FZ-18のほうが実際に触ってみても良好な感触。しかも最大倍率時のずずいずずも一番短く済んでいる。ただ、本体の質感が受けつけなかった。軽さをとるか、質感をとるかという部分だろうけど、どう触ってもSP-560UZがワンランク上だった(もちろん感じ方は人それぞれ)。オリンパス機のほうが、所持して楽しそうな雰囲気が濃厚だったんだよね。
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SP-560UZは、使ってみてとても満足度が高いカメラ。秀でている部分と不足している部分、長所短所がしっかりこの機種の個性になっている感じで、欠落感がほとんどない。しっかり使い込んで、思ったような写真を撮ってみたいと思わせてくれる。あ、買ったのは数ヶ月前なんだけど、まだ残念ながら本格的な出番がない。集中して撮りまくってはいないものの、やっぱり持って外出しようという気にはさせてくれる。スリムデジカメのように鞄の隅にいつでも入れとくってわけにはいかないけど、余裕があったら「じゃ、こいつも入れとくか」という流れにはなりやすい。持ち歩く頻度が高くなるから、愛着も湧きやすい。買う前に感じた質感というかモノとしての魅力も、購入後も間違いじゃなかったなと納得。「このこの、愛いヤツ」ってヤツだ。
SP-560UZで撮影した画像。ブロワもなにも使わずに写したから、キーボードに付着する埃までしっかり撮れちゃった。スーパーマクロで1cmまで寄れて、望遠時は伸びまくるレンズ。こいつの距離感が掴みづらくて、いまだレンズを汚してしまうことがある。レンズクリーナーをかけすぎるのはまずいんだけど、この機種に限っては慣れるまでそんなこと言ってられないくらい汚しまくってしまった。設定を4つまで記憶しておけるマイモード設定も、各モードの切り替えが2回ボタンを押すだけなので便利。遠くを撮って、すぐ近くを撮って、と忙しい撮りかたでもストレスが少なくてすむ。
電池は単三を4本使う仕様だから、出先で切れてしまっても心配は少ない。エネループとの組み合わせも良好。切れるときは唐突に切れるから、予備にもう4本持ち歩く必要があるけど。あー、不満といえば不満なのが、xDピクチャーカードしか使えるメディアがないこと。メディアの価格は最近下がっているから問題ないんだけど、SDやらメモステやらxDやら、取り扱うのが面倒だからもういい加減どれかに統一して欲しい。 FUJIFILMのはSDカードにも対応してるのに、OLYMPUSは頑なにxDオンリーなんだよなぁ。
ところで、最近SP-560UZの後継機となる(はずだった)SP-570UZが発売された。ますますブラックなカラーリングになって精悍さが増し、光学ズームの倍率はとうとう20倍に。SP-560UZも型落ちか~、と思ったんだけど、どうもそうじゃないっぽい。デモ機を見て一目瞭然なんだけど、サイズが結構でかくなっちまってる。重量は365gから445gへ80g増えてしまった。このシリーズの最大のメリット、サイズと重量がまさか増加の方向に進むとは。E-410とかコンパクトで小型の一眼に人気が集まっているんだし、このシリーズもさらにコンパクト+軽量化を目指すべきじゃないかなぁ。SP-560UZとSP-570UZは、新しいから570を買うというのではなくて、何を必要とするのか(価格差を含め)見極めて選択したほうがよさそうだよ。
追記:後日アップしたSP-560UZのAUTO設定での撮影画像
SP-560UZで写す 春の公園


上の画像を含む、SP-560UZで撮影したいろいろ。
掌上之風景:SP-560UZタグ

OLYMPUS デジタルカメラ CAMEDIA (キャメディア) SP-560UZ
販売元:オリンパス
発売日:2007-09-21
OLYMPUS デジタルカメラ CAMEDIA (キャメディア) SP-570UZ
販売元:オリンパス
発売日:2008-03-06
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